塗料メーカー勤務、営業（49歳）の方。20年以上営業をやってきましたが、目立った実績もあげられず、会社からの評価は決して高くありませんでした。妻からも「あなたは営業に向いてないんじゃないの」と言われ続けていたそうで、自分でも営業職はきっと向いていないだろうと感じているようでした。しかし、お客様とのコミュニケーションは良好で、顧客評価は大変高かったそうです。
ご自身は、再就職先の目標設定に悩んでいましたが、私からは「お客様からの信頼が厚い」「コミュニケーションスキルが高い」という強みを活かし、介護業界を提案しました。ご自身もですが、ご家族も向いていそうだと受け入れていただき、その中でも訪問入浴介護補助の求人案件を紹介したところ、資格なしでも始められるならばと応募に至りました。その後の面接でもご自身の特長が伝わり見事内定を獲得できました。今後拡大していくであろう事業とのことで数年後の幹部候補としての入社となりました。

働きたいと思っている人は必ず再就職先が決まります。これからの仕事（働き方）に何を求めるか（例えば、仕事内容、給与額、勤務地、勤務時間など）優先順位を考えてみてください。20代や30代の時と仕事に求めるものが違うはずです。自分軸の目標設定は大事ですが、その自分を求める雇用市場はどこにあるのか、その中からの「やりがい」を探索する視点も大事です。それには自己理解と雇用市場理解が必要です。その部分を私たちカウンセラーがお手伝いいたします。
うまくいったこといかなかったこと、得意なこと苦手なこと等、すべてを受け入れることで自己効力感を持っていただくことができます。元気に再就職活動を進めていただくことが、後悔しない再就職につながると思っています。一緒に頑張っていきましょう。