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【人事部アンケート調査レポート】
キャリアカウンセリングの実施目的/期待と5年後の予測~

職業能力開発促進法の改正により、事業主によるキャリアコンサルティングの機会確保の責務が強化されるなど、労働者のキャリアアップや職業能力開発を促進する動きが注目されるようになってきています。
パーソルキャリアコンサルティングでは、キャリアカウンセリングについて、人事・人材開発部所属の会社員の方400名を対象としてアンケート調査を実施しました。

 

調査結果概要
➢対象年代別では20代・30代・40代の順に実施率が高い。重要度TOP2を見ると「30代向け」「20代向け」が7割弱~6割半ばで並び、「ハラスメント/メンタルヘルスケアサポート」を上回る
➢実施する目的として重要なものは自身のキャリアに向き合うためや、キャリア計画を立てる目的が上位にあがる。
➢企業規模を問わずカウンセリングに対応する部署の設置が進んでおり、運営スタッフを自社・カウンセラーを外部委託とするパターンが最多。
➢「20代向け」「30代向け」は効果を実感したが8割弱~7割半ばで相対的に高い。
「40~60代以上向け」では「わからない/変わらない」も3割弱~3割強みられる。

 

本記事では、アンケート調査の結果を一部ご紹介します。
※本記事の最下部に調査レポート全文のダウンロードリンクがあります。

実施状況と重要度

キャリアカウンセリング実施状況<全体>

キャリアカウンセリングで最も実施されているのは「ハラスメント/メンタルヘルスケアサポート」で、全体の5割強が実施。年代別にみると実施していると回答があったキャリアカウンセリングは、20代向けが46.5%、30代向けが38.0%、40代向けは36.3%、50代向けが28.3%と年代が上がるほど、実施率が下降する結果となりました。若手ほど実施率が高く、対象年齢が上がるほど実施率が下がっています。

キャリアカウンセリング実施状況<企業規模別>

企業規模別に比べると大手企業(従業員数1001名以上の企業)と中小・中堅企業(従業員数100名~1000名の企業)では、各キャリアカウンセリングの実施率は大手企業が高い傾向にあります。特に「管理職向けのキャリアカウンセリング」では、大手企業では40.5%、中小・中堅企業では25.5%と回答差が大きい結果となりました。

キャリアカウンセリングの重要度

重要だと思うキャリアカウンセリングは「30代向け」「20代向け」が7割弱~6割半ばで並び、実施率が最も高かった「ハラスメント/メンタルヘルスケアサポート」よりも数値が上回る結果となりました。
年代別でみると、20代30代40代向けの重要度が5割を上回っている中で、5割を下回る「50代向け」46.5%「60代以上向け」34.0%が目立ちます。

実施する体制と1人あたりの委託費用

カウンセリングを対応する部署・担当者について

 

カウンセリングの実施体制は「カウンセリング部署があり、運営は社員、カウンセラーは外部委託」が企業規模を問わず最も多い結果となりました。
大手企業はさらにカウンセラーも自社員で対応しているという回答も4割弱であり、カウンセリングスタッフを自社で完結している企業もみられます。

カウンセリング1人あたりの委託費用

平均の金額を算出してみると、カウンセリング1回あたりの費用は「管理職向け」「次世代向け」が約19,000円で相対的に高く、「ハラスメント/メンタルヘルスケアサポート」の平均金額が最も低く委託費用に差がみられます。
一方で、年代別にみると「30代向け」が最も高く、40代から50代60代と年代が高くなるとともに、委託費用が低くなる結果となりました。

 

効果と課題

キャリアカウンセリングの効果実感

実施しているキャリアカウンセリングで効果を実感したと回答した人(TOP2)が相対的に多いのは「20代向け」「30代向け」。「仕事・ライフ全般」は「効果がでている」は少ないものの、「少し効果がでている」はやや多めであり、効果はあるが少し物足りないとうかがえます。
「20代向け」「30代向け」以外のカウンセリングについては「少し効果がでている」が多数であるものの「わからない/変わらない」も3割弱~3割強みられ、効果をはっきり感じられていない人も一定数いる様子がみられます。

キャリアカウンセリングの課題

キャリアカウンセリングの課題は中小・中堅企業を中心に「社内カウンセラーの人手が足りない」が最多。大手企業では「カウンセラーの質」も3割強と同程度で並びます。

大手企業の役職別に見てみると、一般職の方は、「カウンセリングの効果測定ができていない」「外部カウンセラーの企業理解が足りない」が全体の値よりも高く、管理職の方は「カウンセラーの質」「実施数が少ない」が全体の値よりも高い結果となりました。役職による課題の感じ方に差がみられます。

今後(5年以内に)取り組み強化が必要だと思うキャリアカウンセリング

今後取り組み強化が必要だと思うキャリアカウンセリングは「ハラスメント/メンタルヘルスケアサポート」が5割弱で最多、続いて「30代向け」「40代向け」のキャリアカウンセリングが高い結果となりました。

 

調査概要

■調査名:キャリアカウンセリングに関する調査
■調査手法:Webアンケート
■対象者条件:
・国内に在住する、20〜69歳の男女
・人事や人材開発部所属の会社員
・「キャリア形成に関わる戦略/施策/制度」に運用を含め何等かの形で関与している
・勤務先の従業員数が100名以上(非正規社員・パートアルバイト含む)
■サンプル数:400サンプル
■調査期間:2022年9月7日(水)〜9月12日(月)
■実施主体:パーソルキャリアコンサルティング株式会社

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調査レポート
「キャリアカウンセリングに関する調査
~実施の目的 / 期待/ 委託費用と5 年後の展望~」

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